第80章 反応がおかしい

(福山真司の視点)

――一方、福山家。

部屋に閉じ込められた俺は、魂の抜けた抜け殻みたいになっていた。岩瀬に命じて、杉浦晴陽に関する情報を片っ端から洗わせた。

ほどなくして、新しいスマホに詳細なレポートが届く。

杉浦晴陽。彼女と同じ大学の出身で、二学年上の先輩。在学中は二人ともデザインサークルで中心的に活動しており、関係はかなり深い――そう記されていた。さらに、大学時代の彼は公の場で「彼女ほど才能のあるデザイナーは見たことがない」と口にしたことがある、と。

俺はスマホを握り潰す勢いで掴んだ。

……そんな昔から、知り合いだったのか。

自分に言い聞かせる。落ち着け。だから何だ。最後...

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