第343章

「あいつらが欲をかいたから、命を落としたんだろう? その責任を俺に押し付けるな」

「自分の両親がそういう人間だったと認めたくないから、俺を逆恨みしているだけだ」

当時の出来事を思い出し、水原拓真の顔色は一段と険しくなった。

白井弦羽の口から出た言葉に、彼もまったく覚えがないわけではなかった。

十数年前、白井弦羽の両親は確かに水原拓真と面識があったが、互いにそれほど深い関わりはなかった。

あるパーティーの会場に、世にも珍しい宝物が存在していた。

その宝を手に入れれば、莫大な富を得られるだけでなく、一族の運命すら変えられると言われていたのだ。

だが不運にも、水原拓真の両親はすでに何...

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