第354章

「手助けできると豪語していたが、本当にその証拠とやらを握っているのか」

「安心しろ。その証拠さえ提出すれば、決して悪いようにはしない」

水原拓真はこの男に対し、すでに最高の条件を提示していた。

もしこの男が手持ちの証拠を差し出す気があるのなら、水原ジュエリーは彼を迎え入れ、さらに理想的な役職を与えることすら厭わないというのだ。

男は頷き、水原拓真を見つめて少し躊躇った後、ポケットからUSBメモリを取り出し、彼に手渡した。

「この中には、うちの会社の防犯カメラの映像が入っています。映像には、一連のデザイン作品を手にした人物が」

「社長のオフィスに入り、かなり長い間出てこなかった様子...

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