第409章

あれは畜生だ。到底人間とは呼べない。

愛する女に他の男の裸など見せたくはなかったが、もはや彼に選択の余地はなかった。

耳元で囁かれる声を聞き流し、黒川綾は冷ややかな表情のまま、階下のステージを見つめていた。

下の階。

広々としたステージの上で、一人の男が女の髪を掴み、乱暴に引きずり上げている。

その場にいる者たちは一人残らず、皆仮面をつけていた。

仮面さえ被れば誰にも正体を知られないとでも言うように、彼らは欲望の赴くままに悪魔へと成り果てていた。

ステージ上の女は一糸まとわぬ姿だった。男に投げ出されると、ステージの下に群がる男たちが次々と手を伸ばし、女の肢体を直接まさぐり始めた...

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