第484章

モニターの向こう。

黒川綾の均整の取れた曲線美が、そのまま水原拓真の目に飛び込んできた。

殻を剥いたゆで卵のような白い肌は、思わず噛み付きたくなるほど魅惑的で、見る者の心を激しくかき乱す。

突然、水音が止み、バスルームのドアが開いた。

水原拓真は慌ててボタンを押し、振り返ると、そこにはタオルで髪を拭きながらバスルームから出てくる黒川綾の姿があった。

視線が交差する。

薄暗い部屋。オレンジ色の光の中、呆然とする黒川綾の表情が妙に生々しく感じられた。

それとは対照的に、水原拓真は気怠げでくつろいだ様子だったが――額に浮かぶその汗は一体どうしたことか。

黒川綾は一瞬言葉を失い、やが...

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