CH180

ツネオ

祝宴が続く中、モーガンは皆が勧めることなら何にでも加わっていった。踊り、機織り、子供たちとの川遊び。そのすべてを心から楽しんでいる様子だった。私はワインを口に含みながら、今日一日の出来事と、タロフの記憶の中で目にした光景に思いを巡らせていた。

それは……恐ろしいほどだった。タロフが抱いていた、ピラへの愛は。

父の恋人は、父を殺しかけたことがある。私の血統には愛のために殺しを犯した竜が何頭もいる。私自身もそうだが、しかし……。

彼女を殺そうとするとは? 世界そのものを滅ぼそうとするとは?

彼女と出会う前のタロフの生は、どれほど絶望的で、孤独で、荒涼としたものだったのだろうか。

...

ログインして続きを読む