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モーガン

パイラの感情を通じて、彼女とタロフの統治の下、この場所が多かれ少なかれかつての栄光を取り戻したことが伝わってきた。私たちが歩く大地そのものから、彼女の慈しみと力が感じられるようだった。だが同時に、彼女の中で膨れ上がる恐怖もまた、私は肌で感じ取っていた。

私は彼女の後を追い、小道を下って池の方へ、そして飛び石の上へと進んだ。なぜこれほど奥まった私庭へ入っていくのか、私には分からなかった。知りたくもなかったが、ここまで来てしまった以上、別の結末を願っても無意味だと悟っていた。

パイラは、エネルギーを帯びて輝く、泡立つ滝から数歩離れたところで立ち止まった。それは天上の力のようにも見え...

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