CH79

アリ

私の部屋はまるで金色の檻のようで、時が経つにつれて壁が迫ってくるような圧迫感を覚える。私は部屋の中を行ったり来たりしていたが、怒りは体の中で業火となって燃え盛っていた。よくも私にこんな真似を。私を幽閉するなんて、どういうつもりなの? 怒りに任せて、すでに部屋中のものを破壊し尽くしていた。

国王が私にこんな仕打ちをするなんて信じられない。私よりもあの人間を信じるというの? 私とツネオこそが結ばれる運命にあると、どうして分からないの? 私が彼に孫をもたらしたことが、どれほどの祝福か理解できないの? 正真正銘、真の竜の血を引く孫を産んだというのに。

なぜもっと感謝しないのかしら。私は扉の...

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