第159章 協力

夜闇瞬の方は雑然としていた。彼が手を挙げると、周囲の人々は皆ぴたりと動きを止め、辺りは瞬く間に静まり返った。

「私の手元に宝飾品が一式あるの。これをY国で売ってくれないかしら。手数料として二パーセントを支払うわ」

 Y国で宝飾品を売るのもありだろう。彼女の持つこれらの宝飾品はすべて終末世界から来たものだ。Y国は混乱しているし、大規模な翡翠の工場もある。売却しても出どころを突き止められることはないだろう。

 自分で売りに行けば、少なからず危険が伴う。今、夜闇瞬がY国にいるのだから、誰かが売ってくれるとなれば、かなり好都合だ。

「もちろん、引き受けよう!」

 この取引は、彼にとっても喉...

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