第164章 継母?

「どうしたんだ?」鷹司帆は渡辺千咲の様子がおかしいことに気づき、心配そうに尋ねた。

「ちょっとした用事です」

「送っていただかなくても結構です。これは持ち帰って、ちゃんと保管してください」

「ありがとうございます。また時間のある時に連絡します」鷹司帆は微笑んだ。

渡辺千咲が夜闇生良を連れてタクシーに乗り込むのを、鷹司帆は箱を固く抱きしめながら見送った。

鷹司帆は瀬川院長に電話をかける。

「渡辺千咲が同意しました。快晴生物公司が我々と提携することに、彼女の承認が下りましたよ」

「そんなに順調に?」

「ええ……とても順調です」

鷹司帆は今日、料亭に場所を設けたものの、一度で話が...

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