第177章 あなたのお姉さんは本当にすごい!

「爆弾が消えている! 人もだ! どうやらあのH国の兵士が爆弾を持ち去ったらしい」

「馬鹿な! あの兵士は殺されていなかったのか?」

「この床の跡を見るに、誰かに助けられたのは間違いないな。仲間がいたのか? 奴の仲間は全員俺たちが殺したはずだが?」

「まずは一通り探せ。誰もいなければ、ここを焼き払う」男は眉をひそめて言った。

彼はトランシーバーを取り出して状況を報告すると、上からはここにいる人間を始末し、痕跡を残すなとの命令が下った。

渡辺千咲たちは部屋の中に隠れ、テロリストたちがホテルに入ってくるのを見ていた。

外の車は空で、見張りは誰も残っていない。

「裏のベランダから飛び降...

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