第183章 申し訳ありませんが、インタビューは一切お受けできません

ざわざわ……。皆がすっぴんであるにもかかわらず、一目で小林沙夜だと見分けがついた。

一行は皆かなり疲れている様子だったが、その中で小林沙夜と渡辺千咲の肌の色はひときわ輝いて見えた。

今は皆タイの服装、つまり夏服を着ており、飛行機を降りた途端、死ぬほど寒い。

多くの者が寒さで足を震わせている中、渡辺千咲はまったく寒さを感じていないようで、むしろこの寒さが心地良いとさえ思っているようだ。

カシャカシャ、とカメラのシャッター音がひっきりなしに鳴り響く。

「押さないでください! 押さないで! いかなる取材も受け付けません!」

特殊警察も周りを囲んでいる。まさか今回、帰国するのに特殊警察の...

ログインして続きを読む