第259章 チャレンジ

「食料の入手先を、どうしてあなたたちに教える必要があるの? 見つけられたのは私の実力よ」

 男は眉をひそめた。今日、彼がしたかったのは目の前の副基地長を試すことだったのだ。

「もちろん、親切心で教えてあげてもいいわ。私が知る限り、深川市には虫の肉がある。あれは食べられるわよ」

 その虫の肉は確かに腹は満たせるが、味は無いに等しい。

 小川凡はそれを数ヶ月食べ続けたことがある。肉は数日に一度食べるくらいならいいが、長期間となると、本気で飢えなければ喉を通らない代物だった。

「砂浜海の海水は汚染されていないし、魚もいる。捕りに行ってもいいわ。誰も止めない」

「ただ、砂浜海の魚は乱獲さ...

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