第284章 銀色の渦、もう一つの世界?

昼から夜まで、彼の体力は本当に大したものだ。

さすがは兵王と言うほかない。

彼女も身体が進化し、能力者になったうえ、体質強化液を飲み物のように飲んでいるからこそ、まだもっている。

でなければ今頃は疲れ果て、三日三晩は眠りこけていただろう。

渡辺千咲が顔を上げると、中島暁の熱っぽい視線が目に入った。

彼女は慌てて身を守る。どういうこと?

一線を越えてからというもの、中島暁の彼女を見る眼差しはもはや隠すこともなく、抑制や忍耐といったものが微塵も感じられなくなった。

「もうしないから」

彼女は本当に疲れていて、しょんぼりとした顔で中島暁を見つめる。

彼のあの目は、また彼女を喰らお...

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