第287章 緩やかな流れ

「城主は八級能力者! ということは、あの二人も八級能力者である可能性が高いってことか?」

「八級能力者なんてごく僅かよ! うちの城主と、赤雨の城主くらい。この世界に五人もいないわ!」

「とにかく、あの二人の実力は謎に包まれている。赤雨城の者ではないわ。顔に血紋がないもの」

赤雨城の人間。その顔には皆、血紋がある。

「赤雨城の者でさえなければ、私たちの雪原城に引き入れるのもいい。もしかしたら、赤雨城を打ち破る手助けになるかもしれない」と氷魚は言った。

あれほど強力な能力者なら、本当に彼らの助けになるかもしれない。

ただ、赤雨城は城主が手強いだけでなく、何よりも厄介なのは、配下にいる...

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