第315章 国境の町エル市、ミサイル攻撃。

「Y国がようやく安定したばかりだというのに、Y国の副区長が単独でE国に乗り込んだ」

「この件、夜闇瞬に知らせるべきか?」

「必要ない。Y国はまだ建設段階で、しかも南北二つの区画に分かれている」

 下手に手を出せば、Y国内で再び争いが起こり、余計な面倒を招きかねない。

「すでに領事館の職員と特殊部門の者には通達済みだ。もうE国のエル市に到着しており、渡辺千咲と接触するだろう」

 それに、夜闇瞬がチャーター機で派遣した傭兵たちはすでに阻止されている。渡辺千咲が単独で何かできるはずもない。

 上層部はすぐさま方針を調整した。

 渡辺千咲が率先してネット上で新たな言論を発表し、世論の危...

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