第322章 ちゃんと勉強することを決める

「父さんと母さんはもう家に着いてる。午前の便は予約したから、夜には家に着けると思う」

「今日は正式に父さんと母さんに会う日だからね。安心して、二人ともあなたのこと、すごく気に入ってるから」

 渡辺千咲は笑って言った。

「父さんと母さん、とっくにあなたの写真を見てるんだから」

「わかった」

 中島暁は初めて、少しばかり不安を感じていた。これまで数々の大物を相手にしても平静を保てた彼だったが、こと渡辺千咲の両親となると、少し心配になってしまう。

「俺はもう表舞台に出てしまったから、勝手に姿を消すわけにはいかない。誰もいない隙を見て、自分の時空に戻るしかないな」

 中島暁はすでに公の...

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