第326章 夜闇瞬のご祝儀

「娘が本当に妊娠したのか? わしがもうおじいちゃんになるのか」

この知らせを聞いた渡辺信一は、思わず顔を綻ばせた。

よかった!

「俺たちは本当に後から福が来るんだな! 一度災難に遭ったが、婿殿ができただけでなく、孫娘までできるとは」

「どうして孫娘だってわかるんだ? もしかしたら孫息子かもしれないだろ?」

「…………」

「どっちでも、わしは好きだ」

「となると、何か教室にでも通った方がいいか? 子育ての仕方を学ぶんだ」

渡辺信一は最近スマホで、そういった類の動画をよく目にしていた。

「あんたが?」

「私が行くならまだしも」

鈴木心優は夫の体を指でつつき、笑った。

彼女...

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