第327章 中島暁を村に連れて帰る

中島暁はまるで何でもないかのように、軽々とそれを運び去ってしまった。

数人がかりでも動かせなかった物を、中島暁が一人で動かしたというのか?

高田竜はそれを見て呆然としていた。

「あんたの婿さんは何をしている人なんだ? すごい力じゃないか」

高田竜は、中島暁はただ体格がいいだけで、実力は大したことないだろうと思っていた。

今の若い者は、五十キロにも満たない女性を抱き上げただけで大騒ぎする。

「うちの婿は軍人ですよ。国を守るためにね」

渡辺信一は誇らしげに言った。

高田竜は頷く。なるほど、そういえば以前、あの若者がちらっとそんなことを言っていたような気がする。

これを見て、高田...

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