第345章 Y国に到着、夜闇瞬が迎えに来る。

「ジェームス叔父さん、あと二本しか残っていません。私がお手伝いできるのは、この二本だけです」

「友人が言うには、この製造過程は技術的に非常に難しいそうなので、申し訳ありません」

「構わないよ。二本でも上出来だ」

 ジェームスは少しがっかりしたが、受け入れるしかなかった。

 なにしろ、選択権は彼の手にはないのだから。

 ジェームスは少ししょんぼりして立ち去ったが、二本手に入っただけでもよしとしよう。これを複製できれば、大量生産が可能になるのだから。

 病室では、月島雨の母親がすでに意識を取り戻していた。まだ体は少し弱々しいが、併用した遺伝子融合薬のおかげで、病状はすでに抑えられてい...

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