第353章 女神

中島暁が十日十晩かけて吸収し続け、ようやく火球の中のエネルギーは彼によって吸収し尽くされた。

周囲の温度はかなり下がったものの、エネルギーを吸収し終えた後も、巨大な火球は依然として極めて高い熱量を保っており、あたりの地面は乾き、ひび割れたままだ。

渡辺千咲もまた大量の氷系異能を凝集させ、周囲の温度を下げ、その場所を瞬く間に氷封した。

「おかしいわね、私の実力も上がってる」

彼女は何もしておらず、空間がレベルアップした感覚もないのに、実力だけが向上していた。

しかし、渡辺千咲はあることに気づいた。

それは彼らの空間のことだ。片側には太陽が、もう片側には月があり、そして転送ポイントを...

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