第363章 疫病の始まり

この三ヶ月で、終末世界にも一連の変化が起こっていた。

夜空の月は、ますます赤みを増していく。

彼らが派遣した調査部隊は、全国規模で生存者を捜索し、その一部は快晴基地への合流を選び、また一部は合流こそしないものの、快晴基地との物資交換に応じた。

以前の推測通り、紅眼ゾンビは急速に侵攻していた。

「赤い月の蔓延速度と紅眼ゾンビは関連がある」

「赤い月は何かに感染しているようだ」

高橋良介も、この数ヶ月間の赤い月の写真を、初日から昨夜までの分を持ってきた。

赤い月は日を追うごとに、その色がより鮮明になっていた。

「全国各地で紅眼ゾンビが大量発生しています」

「蘭町の部隊はすでに撤...

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