第390章 世論

奈々子もそう感じていたし、周りの友人たちも絶えずそう口にしていたため、彼女は自然と自分の立場が特別だと思うようになっていた。

「彼女、本当にそう言ったの?」

「あの奈々子、最初は態度も良かったのに、本当にどんどん図に乗るようになったわね」

「N国でどんな境遇だったか、ここでどんな待遇を受けてるか、思い知らせてやりたいわ」

高橋良介もその報告を受け、ひどく腹を立てていた。

まったく、ここの基地での生活が快適すぎて、N国での本来の待遇を忘れてしまったのだろう。

しかし、今は渡辺千咲のほうで回復薬液が必要であり、奈々子への処分については彼も少し躊躇していた。だが、今回の件は奈々子があま...

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