第400章 交換

渡辺千咲はそれ以上探索を続けることはなかった。初めて来たばかりで、人魚たちはまだ彼らにそれほど慣れていない。

 ゆっくりと慣れていき、まずは仲良くなることから始める。

 その後、渡辺千咲と中島暁はその場から姿を消した。

「この鱗、何に使うんだろう。見た目は結構綺麗だし、夏ちゃんにあげようかな」

 これは人魚の鱗なのだろう。渡辺千咲が彼女たちに物を渡すと、人魚たちも彼女に鱗をくれた。

 まるで物々交換のようだ。

「夏ちゃんなら、きっと喜ぶわ」

 その鱗はキラキラと光を放っており、夏ちゃんが見たらきっと大喜びするだろう。

 夏ちゃんはキラキラ、ピカピカしたものが大好きなのだ。

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