第401章 警報

 しかし、あまりにも苦痛だった。ある男は目を真っ赤に充血させ、額に青筋を浮かび上がらせている。

 これはほとんど全員の顔に浮かんでいる表情だった。

 苦痛に歪み、顔のパーツがぐちゃぐちゃに捻じ曲がっている。

 しまいには、苦しみのあまりそのまま気を失う者までいた。

「総指揮、気絶者が出ました」

「倒れた者は戻って休ませろ! 最後まで耐え抜いた者だけが、この物の恩恵を知ることになる」

 好機は常に強者のためにあるのだ!

 まだ一時間も経たないうちに、すでに気絶者が出たことに、渡辺千咲は微かにため息をついた。

 彼女も中島暁も飲んだことがあるが、この程度の薬剤では彼らにとっては錦...

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