第406章 終了

中島暁と渡辺千咲は、二人して呆然と夏ちゃんを見つめていた。

夏ちゃんが何気なく手をかざすと、地面に真っ黒な大穴が出現し、まるで星々のように青い光をきらめかせている。

あの怪物は、そうやって跡形もなく消え去ったのだ。

この光景は渡辺千咲を心底震え上がらせた。

まさか自分たちの娘に、こんな能力があったなんて……。

怪物をどこかへ転送してしまったということだろうか?

遅ればせながら、彼女と中島暁が空間を繋げられるのだから、娘がその異能を受け継いでいてもおかしくはない、と二人は思い至った。

それでも、やはり驚きは隠せない。

「夏ちゃん、こんなに小さいのに、もうこんな力が使えるの?」

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