第418章 氷の壁の町を建てる

渡辺信一は今、馬小屋で眠らされている。部屋で眠れるのは将軍たちだけだ。

外には徴用された男たちと、彼らを見張る者たちがいる。

渡辺千咲は姿を現すことができず、ただ渡辺信一と連絡を取り、父に小さな袋を渡すことしかできなかった。

「これは空間バッグよ。中に色々入ってる。トランシーバーもあるから、お母さんと連絡できるわ」

「物資も武器も、回復薬も解毒薬も全部入ってるから」

「おう!」

この空間バッグは、終末世界で手に入れたカンガルーの異能結晶から作られたものだ。

渡辺信一は袋を身体に結びつけた。

小さくて便利だし、たくさんの物を入れられる。

「このバッグ、ボタンがあってね、先に指...

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