第437章 子供を授かるための祈り

高州。

月詠の女神は子授けの神であり、祈願や病気平癒にもご利益があるという噂は、すでに都にまで届いていた。

長年子供に恵まれない者たちは、皆こぞって高州へ赴き、一縷の望みに賭けようとしていた。

中には、どうしようもなくなった者が、人に頼んで高州で祈願してもらおうとしたり、千金を出してでも買おうとしたりする者まで現れた。

しかしこの薬は、本人が祈願して手に入れたものでなければ、他人が飲んでも何の効果もないのだった。

今の高州の気風ときたら、通りすがりの盗賊ですら城内に入れば大人しくなるほどだった。

というのも、よこしまな考えを持つ者や、悪事を働く者が祈願しても、全く効果がないからだ...

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