第75章 楼哀山秘密研究所

 空間に戻り、ついでに晶珠を吸収すると、空間はいくらか拡大し、自分がそこで滞在できる時間もまた長くなる。

 テントに戻ると、中島利里はすでに暖かいテントの中に潜り込んで眠っていた。

 基地で寝るベッドはどれも硬い板張りで、布団があってもこれほど快適ではなかった。

 ウサギの毛の布団カバーは、ふわふわでとても暖かい。

 お腹いっぱい食べ、心地よいベッドで眠り、布団にくるまっていると、終末世界が訪れる前に戻ったような気分になる。

 正直なところ、あの研究所の先進的な設備のためでなければ、彼女だって外に出たくはなかった。野宿を強いられ、怯えながら過ごす日々が毎日続いているのだ。

 長期...

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