第219章

「空見灯、どういうつもり?」

ダンッ! と赤城凛がテーブルを激しく叩き、そのまま桐谷憂を睨みつける。

「桐谷社長、これもあなたの意思ですか?」

「勿論だ」

桐谷憂は真剣な面持ちで頷いた。

「このプロジェクトの全権は空見灯に一任すると言ったはずだ。彼女が問題ありと判断したのなら、あとは君たちがどう交渉するか次第だ」

空見灯は桐谷グループの利益を最優先に考えている。当然、同席していた幹部たちも彼女を支持した。

「空見さんの仰る通りです。これだけの投資をする以上、特許を社外に流すわけにはいきません」

「候補のチームは他にもあります。代わりはいくらでもいるのですよ」

「これほど恵ま...

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