第250章

「自分でも、犯人を見つけることはできます」

空見灯は慌ててソファに置いたデニムジャケットに視線を向けた。

「ポケットの中に証拠があります。あの書類に不備があった件、私には無関係です。身の潔白は証明できます」

桐谷憂がジャケットを渡すと、空見灯はポケットからきちんと折り畳まれた数枚の紙を取り出した。

「これらはすべて、シュレッダーの中から見つけ出したものです。以前、赤城凛から渡された書類で、私の筆跡も残っています。私は間違いなくすべてのデータを照合しましたし、提出した書類との間に一切の差異はありませんでした」

彼女は言葉に力を込め、続ける。

「研究員のパソコンに入っていたファイルも...

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