第77章 このままでは手に負えない

夜更け、桐谷淵はベッドから勢いよく目を覚ます。額には冷や汗が滲み、荒れ乱れた呼吸が寝室に響く。

暗い間接照明だけが、彼の張り詰めた顎のラインを浮かび上がらせている。

夢の余韻が熱い焼き鏝のように肌に焼きつき、いつまでも消え去らない。

彼女は必死に彼の胸を押しのけ、瞳には恐怖と拒絶が溢れていた。だが彼は制御不能な獣のように、動きはますます激しくなる。

「桐谷教授……叔父さん……」

彼は夢の中で激しく彼女を貫き、長年抑え込んできた衝動のすべてを、震える彼女の身体に注ぎ込んだ。

眉間に指を当て、冷徹な理性で残熱を消し去ろうと努める。

自分にそう言い聞かせる。

桐谷淵はベッドを立ち、窓際へ歩み出る。...

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