第137章

学校の掲示板の件があり、彼女は登校する気が起きなかった。

 それに、もし碧井天川に送ってもらえば、校門でまた根も葉もない噂を立てられるに違いない。これ以上、彼に心配をかけたくなかった。

「そうだな。あとで俺たち二人で一緒に行くからさ」

 碧井奏も藍原華月の援護射撃をする。

 彼女は普段、叔父さんと結託して彼をからかう薄情者だが、彼は義理堅い男だ。彼女が叔父さんに知られたくないというのなら、話を合わせてやるまでだ。

「そうよ、あなた。毎日お仕事で大変なんだから、わざわざ学校まで送ってもらうなんて悪いわ。碧井奏と一緒に行くから大丈夫」

 碧井天川は碧井奏をちらりと見た。藍原華月が固辞...

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