第163章

ジェットコースターよりも遥かにスリリングなフリーフォールを目の当たりにし、碧井天川の鼓動は早くも高鳴り始めていた。

「月、どうしてこんな刺激的なのが好きなんだ?」

 碧井天川は信じられないといった面持ちだ。一見すると儚げで愛らしい若妻だが、彼女が好むのは決まってこうしたスリル満点のアトラクションばかりなのだ。

「だってスリルがあるじゃない。あのドキドキする感じ、最高に気持ちいいよ? あなた、好きじゃないの?」

 藍原華月は上目遣いで碧井天川を見つめ、期待に満ちた眼差しを向けてくる。

 さっき一緒にジェットコースターに乗れたのがよほど嬉しかったらしく、彼女はこのフリーフォールも一緒に...

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