第184章

 碧井奏は内心呆れつつも、表面上は殊勝に頷いてみせた。

「分かったよ叔父さん。叔父さんの切実な愛のメッセージ、しっかり伝えておくからさ!」

 揶揄うような台詞を吐き捨て、叔父の蹴りが飛んでくる前に、碧井奏は脱兎のごとくその場を後にした。

 教室では、風祭鈴奈が絶え間なく欠伸を噛み殺しており、教師の講義など右から左へ抜けていくようだった。

 その生気のない様子に、藍原華月は心配そうな視線を向ける。

「どうしたの? そんなに眠そうな顔して」

「もう聞かないで。昨日の夜、一晩中チャットしてたから殆ど寝てないの。今はもうエネルギー切れ……」

「一晩中? 志岐蒼と?」

「うん」

 風...

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