第196章

「じゃあ、応援してくれるってこと?」

 藍原華月の言葉を聞き、風祭鈴奈の瞳に隠しきれない興奮の色が浮かんだ。

「もちろんよ。自分の幸せは勇敢に掴み取らなきゃ!」

 藍原華月は風祭鈴奈の肩をポンと叩き、力強く励ました。

 今まさに彼女の兄と張り合っている最中ではあるが、だからといって彼女に恋愛を止めるような真似をすれば、友達でいられなくなるかもしれない。

 それに彼女ももう子供ではないのだ。恋愛の一つや二つ、大したことではないだろう。

 退屈な授業が終わり、ようやく放課後を迎えた。藍原華月が校門を出ると、すでに小林補佐が車で待機しているのが見えた。

 彼女は素早く車に乗り込み、碧...

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