第50章

「もちろん本当だよ。こんなことで嘘をつくわけないだろ?」

 碧井奏の口から肯定的な答えを聞き、碧井家の面々はまるで天が崩れ落ちたかのような衝撃を受けた。

 柊木汐里はもはや怒りを抑えきれず、今にも飛びかかって息子を殴り飛ばさんばかりの勢いだ。

「母さん、落ち着いてよ。いきなり孫が何人も増えたんだ、めでたいことじゃないか。もし数が足りないって言うなら、また別の日に何人か連れてくるよ」

 碧井奏のこの言葉に、碧井家の人間は怒りのあまり吐血しそうになった。柊木汐里に至っては、本気で息子を殺してやりたいという殺意すら抱いた。

 しかし、碧井奏は百八十五センチの高身長と長い脚を活かし、さっさ...

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