第14章 どうして彼に例外を認めさせられるのか

涼宮佳子と涼宮宇一が涼宮遥香を支え、足早に追いついてきた。

家族は涼宮寧音をぐるりと取り囲む。

「寧音、お母さんに本当のことを言いなさい。家に対して、何か恨みでもあるの?」佳子は開口一番、慈母の顔を作りながらも痛恨の調子で言った。「不満があるなら言えばいいでしょう。どうしてあんな極端なやり方をするの。あれだけ人がいる前で騒ぎを起こして……涼宮家の顔を、どこに置けっていうの?」

遥香が頃合いを見て佳子の袖をきゅっと引く。弱々しい声で。

「お母さん、あんまりお姉ちゃんを責めないで。お姉ちゃん、きっとわざとじゃないよ」

そして寧音へ向き直る。瞳の縁に涙を溜めながら。

「お姉ちゃん、怒ら...

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