第144章 後ろ盾してるんだ!

鋭い質問が飛び交うのを聞いた瞬間、涼宮遥香は苛立ちを抑えきれず、きゃっと甲高い声を上げた。人波をかき分け、必死に外へ逃げようとする。

一方の涼宮宇一は微動だにしない。フラッシュとマイクを顔面に突きつけられても、ただ黙って受け止め、陰鬱な眼差しで前を見据えていた。

涼宮寧音は、会場の混乱を冷めた目で眺めながら、ゆっくりとカメラへ視線を向ける。

澄んだ瞳。挑発するような口調。

「ここまで手間ひまかけて、私のために罠を仕掛けたんでしょ。で、今の『芝居』……満足?」

言外に刺がある。観衆の中にいる誰かへ向けた言葉なのは明らかだった。

……

涼宮家の別邸。

涼宮大志と涼宮佳子は、テレビ...

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