第24章 同じ落とし穴で何度もつまずけない

涼宮遥香は顔を歪め、爪を掌に食い込ませたまま言った。

「啓介兄さん……涼宮寧音って、もしかして……最初から私たちを警戒してたんじゃない?」

涼宮啓介も堪えきれず、吐き捨てる。

「このクズ! わざと罠張って、俺を無駄足踏ませやがった!」

「無駄足どころじゃないわ」

低い声が続く。

「涼宮寧音が警察に届け出たら、住居侵入と窃盗未遂……涼宮家の顔で揉み消せるにしても、相当手間がかかる」

涼宮宇一が、どこか冷えた調子で言った。

「損が大きすぎるな」

その言葉が落ちた瞬間、涼宮宇一のスマホがぶる、と震えた。

画面を点ける。表示されたのはニュースの通知――。

『「オーラ」コンテスト...

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