第27章 鴉雀無声

ブゥゥゥン——

会場が、文字どおり爆発した。

ひそひそ声がうねりとなって膨れ上がり、無数の視線がいっせいにVIP席の涼宮家へ突き刺さる。

「じゃあ、窃盗の件は本当だったってこと? ただし盗ったのは涼宮寧音じゃなくて、涼宮家のほう……?」

「最低じゃない? 養女のものを盗んで、実の娘のために逆に盗作だって叩いたの? 偏りすぎでしょ」

「名門って怖いわ……今日は勉強になった。涼宮遥香のあの儚げな雰囲気、全部演技だったんだ」

「可哀想だと思ってたのに。病弱設定も信用して損した」

涼宮佳子は目の前がぐらりと暗くなり、隣の涼宮宇一に支えられて、かろうじて倒れずに済んだ。取り繕っていた表情...

ログインして続きを読む