第13章 わざとではない

 

調査結果は、ほどなくして出た。

参湯を贈ったのは、やはり宮本明珠だった。保温ポットには「宮本家次女様より謹呈」と印字された札まで貼られている。

看護師の証言も一致していた。宮本明珠は自分の足で病室へ持ち込み、祖父に向かって「熱いうちに飲んでください」と念を押したという。

医師に確認したか――していない。

看護師にすら、ひと言も相談していなかった。

「お父さん、お母さん、私……本当に、わざとじゃないの」

宮本家のリビング。ソファに座った宮本明珠は、目を真っ赤に腫らしていた。

「新井のお爺様が入院なさってるって聞いて……お見舞いの気持ちで、少しでも滋養になるものをと思って。参湯...

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