第135章 証拠探しを続ける

宮本亜蘭もスマホを置いた。

頭をぽりぽりとかき、坂東さんと池田暁月を見比べて、唇をわずかに動かす。結局、気まずそうに小さな声で言った。

「その……暁月。坂東さん、うちに長いだろ。勘違いってこと、ないのか?」

坂東さんの声はまだリビングに残っていた。泣き声の余韻が、鈍い刃みたいに、そこにいる全員の胸をぎこぎこと削っていく。

ただ一人、宮本正言だけが動かなかった。

窓際にもたれ、片手をズボンのポケットへ。もう片方は膝に置き、指先でソファの肘掛けを無意識に、とん、とん、と叩いている。

坂東さんが目を赤くして涙を拭う姿も、新谷若夜の顔に浮かびかけた憐れみも、正言は見ていない。

視線はず...

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