第139章 告白

新井飛鳥は小さくうなずいた。

背を向けて病室へ入り、窓際の付き添い椅子に腰を下ろす。

硬くて狭い椅子だ。肘掛けが肋骨に食い込み、じんと痛む。それでも彼は、そこに自分を打ちつけてでも動かないと言わんばかりの姿勢で座った。

夜が白みはじめた頃、池田暁月の体温が上がりだした。

高熱ではない。鈍くまとわりつくような微熱だ。円磨村の御霊舎で、あの夜に出たものと同じ。

看護師が二度検温し、「薬の反応の一部です。水分を多めに取って、あとは冷やせば大丈夫ですよ」と告げて出ていった。

新井飛鳥は洗面所で冷たいタオルを絞り、きちんと畳んで彼女の額に当てる。

触れたそばからぬるくなる。外しては絞り直...

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