第48章 同盟結成

宮本明珠も立ち上がり、従順そうな微笑を顔に貼りつけたまま、最後尾についていった。

数歩出たところで、ふいに足を止め、振り返って新井怜を見やる。

新井怜はソファに腰を下ろし、顔を青くして茶を手にしていた。

視線が空中で一瞬だけぶつかる。片方は涙を含み、片方は怒りを沈めている。――そして、互いに目を逸らした。

だが、一度交わったその目は、相手を覚えてしまった。

共通の標的。もう、照準は定まった。

車は雲隠山荘の門を出て、山道を下っていく。

車内は、誰ひとり口を開かなかった。

宮本亜蘭は珍しく騒がず、助手席のシートに身を預けて目を閉じている。

宮本明珠は後部座席の反対側で、窓の外...

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