第66章 4位

相馬彩芽は、完全にイカれていた。

彼女は池田暁月の腕を掴んで、支離滅裂なことを喚き散らす。暁月はガクガク揺すられて目が回り、片手で相馬の頭を押さえて無理やり落ち着かせた。

「彩芽」

池田暁月の声は大きくない。なのに、相馬彩芽はぴたりと静かになった。

「どうしたの?」

「自販機でコーラもう1本買ってきて。この缶、もうすぐ空になる」

「……ちょっとは反応しなよ! あんた今、歴史作ったんだよ!」

池田暁月は少し考えてから言った。

「じゃあ2本で」

宮本明珠は、表彰が終わるのを待たずに会場を出た。

試験会場の建物を出た瞬間、外の陽射しが強すぎて、目を開けていられない。

手を上げ...

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