第152章 値段を付けて、悠くんを私の名義に養子にする

高橋美桜の声は小さかったが、藤崎蓮の耳には届いていた!

もとより息苦しく冷え切っていた空間の温度が、その瞬間、さらに十数度も急降下した!

高橋美桜は、肌を突き刺すような冷たい風をはっきりと感じた。平静を保っていた彼女の小さな顔はにわかに強張り、慌てて口元を覆うと、大きく目を見開いて藤崎蓮を凝視した。

「さっきの言葉をもう一度言ってみろ」藤崎蓮の冷たい手が、彼女の首筋に触れる。滑らかで心地よい声色とは裏腹に、その声には極限の冷たさが宿っていた。

高橋美桜は首を横に振り、くぐもった声で言う。「何も言ってません」

「高橋美桜、俺がお前に手を出さないとでも思っているのか。最近のお前は少々つけ...

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