第153章 お前は何様だ?

高橋美桜は、藤崎蓮が自分に何ができるというのか、本気で信じていなかった。だから彼女は少しも恐れず、むしろ高を括っていたと言ってもいい!

だが高橋美桜が全く知らなかったのは、その無頓着さと傲慢さが藤崎蓮の目に映り、男の怒りを増幅させていたことだった。

このまま高橋美桜を見逃そうと思っていた藤崎蓮は、ふいに笑った。風華絶代というべきその絶美の笑みは息を呑むほどだったが、高橋美桜はどこか違和感を覚えた。

強烈な生存本能が、今すぐ逃げなければならないと告げていた。

これ以上ぐずぐずしていたら死ぬ!

高橋美桜は身を翻して逃げようとしたが、突如伸びてきた手に腰を抱き寄せられた!

彼女はもう笑えな...

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