第238章 いつでも食べられる可能性

神宮寺朔は高橋美桜よりいくらか大人びて落ち着いており、村上さんが何か言いたげにしているのを見て取ると、口を開いた。「何か問題があれば遠慮なく言ってください。もう他人ではないのですから」

村上さんも隠すのをやめた。「実はですね、こちらの女性の情報が照会できず、それに戸籍謄本もお持ちでないので……こちらとしては、情報を確認するために戸籍謄本が必要なんです」

少し間を置いて、村上さんは神宮寺朔に向かって続けた。「常であれば神宮寺さん自らお越しになれば、身分証だけで手続きは可能ですが、この香織様は情報が不完全でして……」

「先に婚姻届の手続きはできますか?戸籍謄本は後日持ってきますので」神宮寺朔...

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