第19章 暴風雨が止む

中村京子は壁に寄りかかり、密かに息を切らしていた。その顔には、実に淫らな表情が浮かんでいる。

俺は彼女の気持ちなどお構いなしに、己のものをその口元へと突きつけた。彼女は俺の意図を察し、竿を実に丁寧に舐め尽くしてくれた。

すべてを終えた俺は、ズボンを穿き、鈴木清の隣に戻って横になる。再び鈴木清の体を抱きしめると、心は落ち着きを取り戻した。ただ、俺の心の中に、奇妙な罪悪感が芽生えていることに気づいた。おそらく、鈴木清に申し訳ないと感じているのだろう。

まさか俺は、本当に鈴木清に惚れてしまったのか。

耳元で中村京子の足音が聞こえる。その足取りは非常に軽い。彼女は俺に話しかけてもこな...

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